コンテスト会場の設営
コンテストの開始時間は15時。
社員食堂が終了する13時以降からでなければ設営を開始出来ないため 大あらわ です。
コースのコンディションは走行タイムにも大きく影響してきますので、急ぎつつも丁寧に組み上げる必要があります。
しかし、ここで嬉しい助っ人が!! 経営管理部から大勢の人が手伝いに駆けつけてくれました。
予想より早く設営が完了し、レース前試走 と 車検 の時間を十分に取ることが出来ました。
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コースの設営
試走会では手を抜いていましたが、コンテストでは 発砲スチロール間 をテープで留めたり、
歪んで浮いてしまっている所に おもり を置いたり、坂道をしっかりと固定したりします。 |

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コースが完成!
UMLロボコンには遠く及びませんが、
子供の おもちゃ を持ってきて
デコレーションしました。
パパやママの多いムンムン・チームでは
お手の物です。
ブロックで家を建てたり、色紙で池も作りました。
なお、これらは錘の役目も果たしています。 |
レース前の試走
設営も完了し、初めて全チーム揃っての試走です。
キャリブレーションも入念にチェックして最終調整に余念がありません。
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試走の模様
違うチーム同士、互いに走りをチェックしたりもしています。 駆け引きの場でもあります。
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レース前の車検
UMLロボコンと同様に、車検 と 乾電池 の交換を行います。
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車検中
1台1台、車検と電池交換を行います。 |
車検の項目に、"にほい" が...?。
匂いがキツイと、失格だそうです。 |

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ムンムン・ママ
お前もか!?
車検項目の "にほい"は譲れないようです。
#って、馬鹿!!!
念のため、ファブリーズで消臭しておこう...。 |
HNESチャレンジ・カップ LEGO 2004 |
いよいよ、コンテスト開始がされました。
UMLロボコン運営委員長である小林プロデューサーも
遠路遙々、見学に駆けつけてくれました。
他にも社外から、中学、高校、大学の先生方も。
学校教育現場で 情報処理教育 の陣頭に
立っておられる方々です。
第3回UMLロボコンでは高校生チームが参加しましたが、
中学生チームが参加してくるかもしれません。 |

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参加チーム一覧 |
番号 |
チーム名 |
補足 |
1 |
TOMOTA |
新入社員 3名 |
2 |
FOGE×HOGE |
新入社員 4名 |
3 |
ねこぐるま |
新入社員 3名 |
4 |
夢考房.NET |
金沢工業大学 夢考房 |
5 |
くにみん |
東京コンピュータサービス(株) 個人チーム |
6 |
ムンムン |
一応、第3回UMLロボコンにて優勝 |
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参加チームの自己紹介
引き続き、参加チームの自己紹介が行われていきます。
夢考房.NETチームも、ここまで大袈裟なコンテストになるとは夢にも思わなかった事でしょう。
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夢考房.NETチーム |
くにみんチーム |

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ムンムン・チーム
『世界一の走りを見て下さい。』
などと、言い始めました。
誰かこの
暴走するドラえもんを止めて下さい!! |
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TOMOTAチーム |
FOGE×HOGEチーム |
ねこぐるまチーム
試走を見る限り、もっとも安定していました。
新入社員の間でも一目置かれているチームです。
さて、レース結果は如何に? |

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司会/レポータも務める新入社員
中々どうして、堂々こなしています。 |
コースの上の池
カエルとアヒルがワンポイントです。
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レース開始
UMLロボコンと同様に、インコースとアウトコースを一走ずつします。
但し、一走目と二走目で走行する ペア の組み合わせは変更するようにしました。
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第1レース
TOMOTA (IN) vs ねこぐるま (OUT)
いきなり、両チームとも 完走 !!
会場に居るみなさんも、
すっかり感心しています。 |
第2レース
FOGE×HOGE (IN) vs くにみん (OUT)
またまた、両チームとも 完走!!
くにみん号、最速タイム を更新しました。
本人もビックリしていましたが、
かなり速いです。 |

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第3レース
夢考房.NET (IN) vs ムンムン (OUT)
最初にお送りする新曲は
"ドリフのオチのテーマ" (曲名が不明です。)
"8時だよ! 全員集合!!" で、
コントが終わって、セットが回転しながら
片付けられる時に流れるあの曲です。
しか〜しムンムン号、本コンテスト初の
リタイア となってしまいました。
夢考房.NET号は、なんなく完走です。 |
第4レース
くにみん (IN) vs TOMOTA (OUT)
くにみん号、またしても完走!!
インコースの最速タイムを更新しました。
TOMOTA号はコースアウトしてしまいました。
危うく、コース上から床に落下して
大惨事になる所でした。 |

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第5レース
ねこぐるま (IN) vs 夢考房.NET (OUT)
ねこぐるま号、粘りのある走り!!
何度もコースアウトしそうになりましたが、
その度に リカバリ機能 で
コースに復帰して完走です。
夢考房.NET号、第二走目も見事に完走。
勝負のアウトコースでしたが、
残念ながらタイムの更新はなりませんでした。 |
第6レース
ムンムン (IN) vs FOGE×HOGE (OUT)
第二走目にお送りする新曲は
"ドラえもんのうた" です。
『だぁ〜〜〜!!』
しかし、またしてもリタイア。
完奏 への道のりは、果てしなく遠いです。
その裏腹に、FOGE×HOGE号は見事な走り!!
しかし、くにみん号に 0.3秒 及ばず残念!!。 |

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くにみんチーム優勝!!
アウトコースで 43秒53 を叩き出した、
くにみんチームが見事優勝です。
インコースでも 46秒08 というベスト・タイムを
出しており、まさに 完全優勝 です!!
#場の空気も読めず、持て成しの心も忘れて
優勝しちゃいかんでしょう...。
(負け惜しみの好きなムンムン・チーム談)
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くにみん号、優勝の走り!!
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表彰式
チャレンジ・カップを受け取る、くにみん。 |
賞状
副賞もなかなかリッチなものでした。
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優勝した くにみん の勝利コメント |
くにみんです。
今回の優勝は偶然に偶然が重なったためのマグレ優勝となりました。 そのため、結果発表の時には
『あれ!?』、『なんで!?』 という感覚でどうしてよいのか分からない気持ちになっていました。
開発期間が短かったため、搭載したかった機能のほとんどが実装できない、またはレベルを下げた搭載
となってしまいました。
実際、道を外れた場合のリカバリ機能は最低限のもので、微妙に外れた場合には対応できますが、
大きく外れた場合は、リカバリ不可能な動作になっていました。
このため、大会前の試走では何回挑戦しても完走できなく、本当にあきらめていました。
しかし、大会の時には偶然にコースアウトせずに完走し、優勝候補だったチームが偶然コースアウトした結果、
優勝となったわけです。 ということで、今回の優勝は全くの不本意。 マグレの優勝では納得できません。
次回は必ず実力で勝利を勝ち取ります!
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そして、第一走目、第二走目とも リタイア となったムンムン号。
社長以下、役員の間から 氷のように冷たい言葉 を浴びせかけられたのは言うまでもありません。
外は真夏日だというのに、ムンムン・チームのまわりは氷点下です。
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レース結果 |
順位 |
チーム名 |
インコース |
アウトコース |
優勝 |
くにみん |
46秒08 |
43秒53 |
2位 |
FOGE×HOGE |
46秒15 |
43秒82 |
3位 |
夢考房.NET |
46秒31 |
45秒64 |
4位 |
ねこぐるま |
57秒17 |
49秒86 |
5位 |
TOMOTA |
1分7秒85 |
コースアウト |
問題外 |
ムンムン |
コースアウト |
コースアウト |
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UMLロボコン大会の1周 20m に対し、実寸コースは1周 19m でありカーブの R も微妙に異なるために
単純には比較出来ませんが、なかなか 素晴らしいタイム ではないでしょうか。
そして非常に高い 完走率 !! ムンムン号の 不甲斐なさ がより一層引き立ちます。
なお、繰り返しになりますが アウトコース の ショート・カット は、本コンテストでは使用していません。
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レースを振り返って
終わってみれば、レース結果は非常に面白いものになりました。
コンテスト前日まで完走できずに苦しんでいた、くにみんチーム、FOGE×HOGEチーム が
断トツの好タイムで 1位/2位 を独占しています。
早い時期から上々の走りをしていたチームは、残念な結果となりました。
何故このようなレース結果になったか? 非常に興味が湧くところです。
なお、ムンムン・チームの事は棚に上げています。
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新入社員のつぶやき |
コンテスト当日
朝から緊張する新入社員一同。 うまく走れるだろうか。
そして、うまくコンテストを進行していけるだろうか。
不安がいっぱい。
制限時間いっぱい。 客席も8割ほど埋まりコンテスト開催!
緊張も最高潮になった新入社員を尻目に、笑いを交えた挨拶が進む。
新入社員がまじめすぎるほどの感想を述べ始めると、場は盛り下がってきたような...。
しかし、リーダー Oさん の天然トークによって沸騰する会場!
さすがリーダー!! よくやった!
挨拶や紹介が伸び、時間が押しているので微妙に早口で進行。
予定時間より20分も遅れて不安になりつつも、競技開始!!
競技はなんと、優勝候補チームがイン、アウトともにコースアウトという結果に。
世界一の走りを見ることができなかったのが非っっ常に残念。
新入社員、千載一遇のチャンス!!!
もしかして、勝てるのか! と、大いなる期待を抱いたが、ダークホースくにみんチームに優勝をかっさらわれた。
結局新入社員チームは優勝できなかったが、FOGE×HOGEチームがコンマ3秒差まで詰め寄ることができた! 万歳!!
コンテストは成功という講評をいただいて、盛大な拍手とともにコンテストは幕を閉じた。
コンテストは無事終わったけれど、完了報告の作成があるので、もうしばらくはLEGOに心を奪われっぱなしです。
LEGOと戯れて、いろいろなことを学んだ楽しい1ヶ月。
ありがとう、LEGO! そして、最高だぜ、LEGO!!
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通りすがりの 小林プロデューサー のコメント |
ムンムン・チームのリタイアは予想外でしたが...
それにしても新人さんたちはスゴイ、エライ! みんな完走したというのは驚きです。 しかも好タイム。
新人のみなさんには、『素晴らしかった、おつかれさん』 とお伝えください。
また優勝した、くにみんさんもおめでとうございます。
あの好タイム続出を見ると、やはりムンムン・チームの成果がうまく技術移転および継承されているんだろうと感じました。
UMLロボコンはまさにそれを目的としていまして、今回御社のチャレンジカップを見て、とても嬉しく、
また西川さんをはじめ先輩方の力を再確認した次第です。 |
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社内コンテストを振り返って 〜新入社員より愛を込めて〜 |
とある 女性新入社員 が挨拶で述べた、社内コンテストを振り返っての感想。
1. 人選には向き不向きがあること。
2. 計画は変更がつきものであること。
3. 色々な所で顔が利くほうが便利なんだなぁということ。
4. なるべく色んな人を巻き込んだ方が、思わぬところからアイデアが出ること。
So Cool!! Hustle! Hustle!
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新入社員 R.Y 氏 |
行き詰ったことが多々あったが、みんなで一生懸命考え、
LEGOが思った通りの動きをしたときは非常に嬉しかった。
とても楽しい研修だったと思う。
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新入社員 M.M さん |
LEGOの走る姿が生き物のように多彩だったことが
面白かったです。
開発に苦しんだ分、愛着が沸いてしまったようです。
優勝まであと0.3秒・・・。 と思うと悔しいですが
終わった後にはとても充実感でいっぱいでした。 |
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新入社員 C.M さん |
練習用のコースで、何度も何度もコースから転落し、
破壊されていた我がチームのLEGO。
ところがどっこい、本番はコースアウトすることもなく
素晴らしい走りを見せてくれました。 本当に感動しました。 |
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新入社員 Y.T 氏 |
無事完走できて嬉しかったです。しかし、他のチーム
よりタイムが遅れていたのでもっとプログラムの勉強
をしてリベンジしたいです。(優勝)
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新入社員 K.T 氏 |
開発工程はとても勉強になった。チームメンバ1人1人
の活躍により、コンテストで2位というすばらしい結果
が得られた。 できれば優勝したかった・・・。 |
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新入社員 A.M さん |
少し数値を変えただけで、動きが全く変わってしまう
LEGOに翻弄されっぱなしでした。 コンテスト開催も
LEGO自体の作成も大変でしたが、とても楽しかったです。 |
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新入社員 M.O さん |
きちんと走るLEGOよりも、生きているかのように
フラフラと走行する、まるで虫のような動きのLEGOを
作ったときの方が感動が大きかったです。
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新入社員 M.O 氏 |
コンテスト直前まで完走も危うい状況でしたが、
結果として非常にすばらしいタイムで完走する事ができ、
率直に嬉しいです。 居残りの甲斐がありました(笑)
しかし、ここまで来たら優勝したかったというのも
正直なところです(^_^; |
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新入社員 T.K 氏 |
グネグネ曲がりまくりのコースではカーブで
どれだけ速度を出せるかがキモでしたね。
いくら復帰能力が高くても、復帰に入る時点で
タイム的に致命傷だし・・・。
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新入社員 T.I 氏 |
私は設計担当がメインでしたが、『LEGO Mindstorms』に
要求する内容を文章化する作業がうまくいかなかったです。
当日うまく走るのだろうか?という漠然とした不安を抱え
ながら作成する毎日。
見事2回とも完走し、コース離脱の修正も見事に決まり、
タイムこそは縮まず上位入賞はなかったものの、安定した
走りができて、満足しています。
これだけは言える。LEGOやっててよかった! |
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後日談 |
北國新聞に記事掲載
翌日6/29の北國新聞 朝刊にロボコンの記事が掲載されました。
2面(北陸経済面)の中央にカラー写真付きで、なかなか大きな扱いです。
これで、石川県においてLEGOロボコンは、ゴジラ松井に次いでメジャーになりました(ウソ)。
# 希望者に新聞記事の切抜きをお送りします。
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更に話が大きく
社長はじめ、弊社トップ陣、経営管理部スタッフから、『ロボコンやって大成功!』 との声が届きました。
今年は弊社食堂での開催となりましたが、来年は三つ星ホテルでの開催にパワーアップされるかもしれません。
社外チームも含めたオープン大会になったりして...。 5台並走によるLong Distance Race部門も良いかも。
さらに、秋の垂直上昇(?)ロボコンにも、GOがかかりそうです。
もう誰も、ドラえもんの暴走を止められません。
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